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モグサを作る工程を見学します
実際にモグサ作りを体験します
せんねん灸の熱感を体験してみよう!

お知らせ

体験授業 ~お灸に使うモグサを作ってみよう!~

お灸というと熱いとか、火傷というイメージがあるかも知れませんが、実際は熱感をほんの少し伝えるぐらいの熱刺激で、火傷などは起こり得ません
モグサのヤニが付着することがあるので、それが火傷痕に見えるのかも知れませんね。

今回は、せんねん灸(株)岸本和可子先生をお招きして、モグサ体験授業をご担当いただきました。
岸本先生は鍼灸学校時代に「ほうろく灸」を体験して以来、お灸の魅力の虜となり、ご卒業後もお灸の会社で働きたいと希望されて、せんねん灸(株)に就職され、灸療治の普及につとめておられます。

鍼灸治療が日本に伝えられた頃(奈良時代)、まだ鍼を作る技術が難しかったせいもあり、鍼治療よりも灸療治の方が盛んに行われていました。

平安時代では貴族しか灸療治を受けられず、鎌倉時代になってようやく庶民にも普及することになり、江戸時代に最も盛んに行われるようになりました。
松尾芭蕉などはお灸をせぬ人と旅をともにすることは出来ない、とまで言っていたそうです。 お灸の歴史や効能について、岸本先生からご講義をして頂いたあと、乾燥したヨモギからモグサを作りました。

10gのモグサを作るのに、その20倍のヨモギが必要となります。モグサを作るための工程を知ると、ひとつまみのモグサがとても貴重なものであることを知ります。

その貴重なモグサを我々の手でツボに据えることにより、米粒ほどのモグサが宝石のような輝きを放つような効果を発揮する、そのように精進したいものです。

岸本先生、貴重なご講義、ありがとうございました。岸本先生のお灸への熱い想い、何より勉強になりました。

専任教員 宮井健二

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