東西医学の各視点から人体の形態を学ぶことで、生命の不思議について理解を深めます。また、医療人として欠かせない倫理観にも触れ、「命の大切さや尊さ」を再認識します。 人体の構造に関する深い知識は、医療行為を行うために不可欠であり、すべての科目に通じます。
肩こりや腰痛など、その症状や患部だけを診るのではなく、身体全体で痛みの原因が何なのか、病がどのようなメカニズムで成り立ってゆくのかを考えてゆきます。 さらに経絡・経穴(ツボ)の知識を深め、疾患ごとにどのように施術をするのが最適なのかを学び、治療のできる技術を身につけます。
あん摩・マッサージ・指圧は、手指の感覚を養うことが基本です。知識で判断せず、触れることで身体の状態や異常をとらえる技能を培います。 2人1組になって互いに実習しながら、抽象的な東洋医学の技法を筋肉や骨と関連づけてわかりやすく解説。指の鍛錬や全身の使い方も含め、実践で役立つノウハウを学びます。
正確ですばやく、かつ安全に施術できるよう、はり、きゅうともに実践的な技術を磨きます。はり実技では、はりの基本的な扱い方から始め、人体構造や機能に基づくはり治療を学習。 きゅう実技では、もぐさの成形を練習し、各種の灸法を学びます。いずれも疾患に応じた治療を組み立てていく応用力の習得をめざします。
「臨床実習」は、鍼灸臨床室で受付から問診、施術までのすべての流れを学ぶ実践的な授業です。3年次には週に1回必ず「臨床実習」が行われ、一般の患者様への施術を教員の指示・指導のもと実習することができます。講義やクラスメート同士での施術では決して得ることができない、経験を積むことができる貴重な機会です。また、技術面はもちろんのこと、患者様への接し方、気配り、いたわり方などを学び、医療人としての姿勢を身に付けます。
「臨床実習」では、一般の患者様が対象です。
施術を行うには、細心の注意を払う必要があります。
本館1階南側に設置されている
鍼灸臨床室。12の治療台が
あり、広く明るい施設です。
実習後は反省や症例検討を
行います。疑問点は速やかに
解消することが大切です。
受付は明るく、元気よく
応対は、第一印象がポイントです。笑顔を絶やさず、不安や痛みを抱えて訪れる患者様の気持ちを
落ち着かせるよう心がけます。
ベッドへ優しく誘導
痛みの箇所や体調面などに気を配りながら、優しくベッドへと誘導します。自己紹介の仕方、
コミュニケーション能力などを身に付けます。
ベッドサイドでの問診
痛みや症状、体調や体質、その日の食事など、患部の状態以外にも、
身体や生活にかかわるさまざまなことを問診でチェックします。
教員の指導のもとで施術
助手として教員の傍らでさまざまな施術を学んだ後、教員の指導のもと、
実際に患者様への施術を行います。
本校では、学術活動として学生が、教員のサポートのもと主体的に研究を行っています。2009年10月、京都で開催された(社)東洋療法学校協会第31回学術大会では、東洋医療鍼灸学科3年生の下市さんが発表を行いました。内容は「鍼でストレス予防ができるのか?」というもので、この研究結果は、ストレスが引き金となるうつや精神疾患の予防につながることを示し、医療費の削減をも視野に入れたものでした。また、同年6月の全日本鍼灸学会学術大会でも前年度発表の学生が優秀賞をいただき、本校にとって実り多き一年でした。
構想から実験、
そして発表までの2年間の集大成。
第58回
(社)全日本鍼灸学会学術大会
学生ポスター発表 優秀賞受賞