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これが上腕二頭筋&腕橈骨筋だ。
これが筋肉とてこの関係だ。
強すぎる。。。

お知らせ2012/11/09

アームレスリングに参加して。

こんにちは、教員の田中です。
先日行われました学園祭にてアームレスリング大会に教員枠で参加させて頂きました。
結果は…サクッと負けました。く、くやしい~、全く敵わんかった。

負けてからってのも何だが、来年に向けて鍛えねばならん。自分は授業で運動学を担当しているので、アームレスリングに必要な筋肉を考えてみることにした。

当然全身の筋肉を効率良く使う事は必要であろう。しかし、それを言うときりがないので上肢(うで)に限局して考察する。
勝つためには手首を巻き込む、肘を引きつけるといった動きが必要である。
手関節屈曲(掌屈=しょうくつ)、肘関節屈曲の筋力を上げるのが大事だな。

①手関節掌屈に関与する筋としては橈側手根屈筋、尺側手根屈筋、長掌筋がある。
この筋肉は手にダンベルを握ってのリスト・カール(手首の巻き込み)で発達させる(鍛える)ことができる。
前腕を回外位(上に向けて)で固定するように前腕をテーブルの上に置き、可動域全体を使って手首を屈曲、伸展させることで効率良く鍛えられる。

②次は肘関節屈曲(肘を曲げる)の動作に関与する筋を考えてみる。
肘関節屈曲に関与する筋については上腕筋、上腕二頭筋、腕橈骨筋がある。
これらは鍛える際に効率の良い姿勢がそれぞれ違う。それではどの筋肉をより鍛えればいいのだろうか。
ここで運動学の基礎で出てくる「てこ」の考えが活かされる。「てこ」とは支点・力点・作用点の位置関係によってそれぞれの特徴が異なる。支点→作用点→力点のてこは「第2のてこ」といい、力を生み出すのに効率が良い。支点→力点→作用点のてこは「第3のてこ」といい、スピードを生み出すのに効率が良い。上腕筋、上腕ニ頭筋は「第2のてこ」であり、腕橈骨筋は「第3のてこ」である。
となれば、鍛えるべきは「腕橈骨筋」である。効率良く鍛えるためにはダンベルを持ち、前腕を安静位で固定し(手のひらを内側にむけた状態)で肘の曲げ伸ばしを行う。

①、②の項目で鍛えれば少しはいい勝負が出来るようになるのではないだろうか。


肘を曲げた時に出来る力こぶは上腕二頭筋で、ここが盛り上がってると強そうにみえるのですが、この筋がメインではないのですね。
腕橈骨筋は負荷のかからない肘関節の屈曲ではほとんど働かず、むしろ負荷のかかる緊急時に活動するためにemergecy muscleと呼ばれます。では日常生活ではいつ腕橈骨筋は働いているのか。ビールを飲もうとピッチャーを握った時に前腕の上部に浮き出て、その存在をアピールしてくれます。美味しいビールが飲めるのも腕橈骨筋のおかげなのですね。

                   (田中克)

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